WEshevaの日常のあれこれ

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サッカーの見方④ ブラジルVSアルゼンチン!!

 

いやー、コパ・アメリカやばいですね!準決勝でブラジルVSアルゼンチン戦が実現するわけですから!どうせなら決勝で見たかったですけども。


準々決勝観ましたが、どっちの国も圧勝ってわけではありませんでしたね。ブラジルはPK戦の末勝利、そして、アルゼンチンはまあなんとか2-0みたいな感じでした。


ブラジルは攻めに攻めましたが、パラグアイのキーパー、フェルナンデス良かったですね!ペナルティエリアからのシュートを結構止めてました。ブラジルも悪くなかったですが、フィルミーノジェズースエヴェルトンがいまいちパっとしてなかったですね。コウチーニョは良質なパスが多くて良かったですが。ブラジルのMVPチアゴ・シウヴァですかね。ボール回収がすごく安定してましたよね。危ないシーンはほぼなかったです。


アルゼンチンもゴールは奪いましたが、やはり前線は不発の印象が強いですよね。特にメッシはまたもやほぼ沈黙・・・。連戦の疲れなのかな。ラウタロ・マルティネスはゴール以外はちょっと微妙でした。悪いわけではなかったですけどね。アグエロもアシストとか2点目につながる強烈なシュートを打ちましたけど、やっぱりそれ以外は同じく微妙でした。だから、MVPはGKのアルマーニですね。彼は、とても安定してハイボールの処理を行っていましたし、シュートも何度か防いでくれました。彼のおかげで無失点だったといっても過言ではないでしょう。


どっちの試合もGKがMVPだったと個人的には思ってますが、公式マンオブザマッチ(大会が発表する試合のMVP)は、アルゼンチン戦のほうだけラウタロになってましたね。えーっ?て感じです。一番わかりやすいゴールという結果を残したからでしょうが、アルマーニのほうが断然よかったでしょう。


今回は日本戦じゃないので、あまり思い入れなく観てました。それでも、アルゼンチンVSベネズエラの試合での、解説者フォイスへの評価だけはちょっと気になりましたね。解説者が誰だったかはあえて言いませんが、今回、右サイドバックで出場したアルゼンチンのフォイスは、主にベネズエラの左サイドミッドフィルダーマチスとのマッチアップでクローズアップされることが多かったと思います。俺が見る限りでは、マチスはとてもドリブルが切れ味あって、よくペナルティエリアまで侵入し、チャンスを作ってたと思います。だから、フォイスきりきり舞いだなってちょっと思ってたんですが、なんと解説者はフォイスのほうを褒めてたんです!しかも、「今日のフォイスは良いですね」って言ってたんです!!


あれ?俺の印象と違うぞ!、と思いましたが、ここで、どの部分で俺と解説者の評価基準が違ったのかを考えてみることにしました。俺は、前から言ってますが、プレーの結果しか観てませんので、何度かあった重要な場面の中で、マチスペナルティエリアまで侵入し、それをフォイスが何とかクリアし、コーナーキックに逃れたっていう結果を重要視します。


これから俺が自分で決めている評価基準について説明します。一応、俺の評価基準は点数をつけて考えてます。点数に上限とか下限はないです。あくまでも俺が決めた便宜上の点数なので。以下の通りです。


・攻撃側がペナルティエリアに侵入した・・・+1(攻撃側)、-1(守備側)
ペナルティエリアでのプレーの結果、コーナーキックになった・・・-0.5(攻撃側)、+0.5(守備側)


他に、色々なパターン(場面)でも俺なりの基準で点数をつけておりますが、それとの兼ね合いでこの点数にしてます。そして、ある一つの場面において攻撃側と守備側どっちもプラス評価になることは絶対ないと俺は考えているので、どっちかが良かったら、他方は悪かったことになります。ペナルティエリアでは、攻撃側の選手はゴールを決めるか局面を前に進めることがプラス評価に値するので、コーナーキックになった場合は、局面を後退させていると判断し、攻撃側をマイナス評価にしています。


今回俺が取り上げたフォイスとマチスのマッチアップの場面での2人の評価をみると、攻撃側のマチスは「+1-0.5=+0.5(点)」、守備側のフォイスは「-1+0.5=-0.5(点)」ということになります。となると、マチス勝ちじゃないですか!笑


まあ、別に数字で見なくても、ペナルティエリアにまで侵入され、やっとこさコーナーキックに逃れてるわけですから、フォイスの負けとしか思えないです。じゃあ、解説者はどこを評価したんでしょうか?


これは、やはり他人の頭の中なので想像にはなっちゃいますが、解説者はフォイスの、最後のコーナーキックへと逃れた対応の部分だけを見ていたんじゃないかなと思うんです。そこまでにマチスかわされた部分については見逃してるわけです。なんで見逃したかっていうと、単に目で見逃がしたとかではなく、ハードルを下げてフォイスのことを評価していたからだと思うんです。


例えば、もし、マチスの対応をしていたのが、より百戦錬磨のダニエウ・アウベスとかだったら同じ評価をしていたかは怪しいですよね。だって、もし、アウヴェスがマチスにかわされて何とか食らいついてコーナーキックにやっとこさ逃れたシーンを観ちゃったら、あのアウヴェスが年下のマチスやられてるって感じると思うんですよね。


フォイスはまだ20歳そこそこですし、マチスのほうが年上で、かつ今大会でも結果を残している選手ともなれば、まあ、間違いなくフォイスへの評価基準のハードルは下がっちゃいますよねマチスにかわされてペナルティエリアにまで侵入されるのは、あらかじめ予想できているから、その部分は見逃すっていうことになるわけです。だから、解説者は、若いフォイスが何とか最後まで食らいついて頑張って対応している姿を見て、「今日のフォイスは良いですね」って言ったと思うんですよ。


実際、最後の決定的な場面を作れなかったマチスは交代させられているので、フォイスが部分的にはマチスのプレーに影響を与えていたとは思います。

まあ、俺の評価基準にも賛否はあるでしょうが、俺は、ただ自分の感覚を数値化しただけなので、変なことは言ってないです。みんなも自分の中の感覚っていうのがあると思うんですが、一回数値化してみるといいと思います。場面ごとに自分がハードルを上げ下げして観ていることに、どこかで気づくと思うんですよね。最終的には、ハードルとかそういったフィルターを外して見ないと、本当の意味で物事を評価するのは難しくなります。そういったフィルターを外したうえで、細かいところで評価基準の差が出るのは全然良いとは思いますが。


最後に言っておきますが、あくまでもその解説者をディスってるわけではないですよ汗
間違ったことを言っているわけではなく、あくまでも本人がその時に感じたことをそのまま話しただけだと思いますし。


では、ブラジルVSアルゼンチン楽しみにしましょう!!